組織の概要

◆公式発表には当然水増しが

創価学会の公式HPによれば、現在の学会は、

世帯数 827万
男子部 275万人 
女子部 168万人

となっています。
会員数ではなく世帯数で示しているのは、学会独特のもので、その他多くの宗教団体にはあまり見られない特徴です。
これは、学会が本尊の授与数を基準に会員を把握してきたという伝統に基づくもので、本尊は1世帯に1体の授与を原則としてきました。
現在の日本の1世帯あたりの人数は、およそ2.5人とされていますから、単純にこの数字を掛けると、会員数は、何と2067万5千人という驚くべき数字になります。もちろん、これは、実際の会員数とは、かなりかけ離れていると考えるのが当然でしょう。
まず、公称世帯数ですが、その根拠となるデータについてはもちろん公開されていませんが、一説には、本尊授与数の累計を基にしていると指摘する向きもあります。真偽のほどは定かではありませんが、もし、この説に従った場合には、死亡、行方不明、脱会等によって、現在会員でない者もカウントしていて、かなりの水増しがされているという事になるでしょう。
もっとも、宗教団体の会員数は、学会に限らず、水増しされているというのが常識で、例えば「幸福の科学」などは、公称会員数を1100万としていますが、2009年の衆院選において幸福実現党が獲得した比例代表の総得票数459,387票(これが今のところ過去最高の得票数)から考えると、実際の会員数はせいぜい多くても100万人程度であろうと推定されます。10倍以上の水増しということになりますね。
学会の場合は、各種選挙での公明党の得票数などから考えて、幸福の科学ほどひどい水増しはないと思いますが、それでも、2倍程度以上には水増しがあると考えてよいかもしれません。

◆日蓮正宗の信者減=学会員数?

学会の会員数を推定する材料は、いくつか挙げられますが、その一つに、日蓮正宗の公称信者数があります。
文化庁の統計によれば、1995年時点での信者数は、約576万人でした。これは1991年に創価学会を破門したものの、統計上はまだ信者数にそれが反映されていなかったと考えられます。それが2000年時点では、破門が統計上も反映されて大幅に下方修正され、約34万人と激減(約94%減!)しています。その差約542万人が、学会の会員数という推計が成り立ちますが、もちろん、これも「公称」による数字です。しかし、学会の公称世帯数と比較するとかなり控えめなもので、より実態に近いと考えられます。

◆聖教新聞の部数からの推計

学会の会員数を推定する、他の材料としては、聖教新聞の発行部数が挙げられます。
2006年まで聖教新聞は公称550万部という数字を発表していましたが、それ以降はなぜか公表していません。関係者の方々の話を総合すると、この550万部というのが最盛期だったようです。世間でもよく知られているように、学会員の中には、1世帯で複数の部数を購読するケースも多く、これを自粛するようになった現在では、250万~300万部(最盛時の約半分)くらいに落ち込んでいるのではないかと見られます。
会員には、必ずしも購読義務はありませんが、一方で会員以外への購読勧誘(いわゆる新聞啓蒙)の推進、とりわけ公明党が与党となって以降は、自民党支持者や企業などにも購読者が増えている現実から考えると、学会の実質世帯数は、この数字を下回っている可能性も否定できません。
各種選挙での、公明党の得票数も、学会の会員数を推定する材料になるかもしれませんが、これは、別項(創価学会と公明党)で改めて考えていきたいと思います。

◆「宗教情報リサーチセンター」による会員数

「公益財団法人 国際宗教研究所」は、評議員に創価大学教授の中野毅氏、顧問に創価学会副会長の萩本直樹氏が名を連ねている研究所です。その運営する「宗教情報リサーチセンター」の 「教団データベース」 では、創価学会の会員数を、「国内300万人以上、国外50万人以上」としています。
学会の公称数とは大きく異なりますが、学会の最高幹部も役員として参加している、公的機関のデータだけに、信頼性は高いと考えてよいでしょう。

これらを総合して、このサイトでは、現在の学会の会員数を、300万人~400万人、間をとって350万人程度と推定しておきたいと思います。

◆会員各部の構成人数

学会員は、性別や年齢などによって、壮年部、婦人部、青年部(これはさらに、男子部、女子部、学生部、未来部等に別れる)のいずれかに所属していて、その比率は、現場感覚から考えて、概ね、壮年部1:婦人部2:青年部1くらいになるようです。また、青年部の中では、男子部2:女子部1:学生部&未来部1くらいと考えて、それほど間違いではないと思われます。
会員数を350万人程度とすると、婦人部170万人~180万人、壮年部と青年部が、それぞれ80万人~90万人、青年部のうち男子部が40万人~50万人、女子部と学生部&未来部が、それぞれ20万人~25万人くらい、といったところでしょうか。

◆活動家の実数は?

活動家の数は、活動家の定義にもよりますが、学会の会合によく出席し、新聞啓蒙や選挙活動などを積極的に行っている人と考えると、これまた現場感覚に基づき、概ね会員の2~3割くらいではないかと考えられます。すると、大体70万人~100万人くらいが、活動家=熱心な会員ということになるでしょうか。
会内では、機関紙『大白蓮華』の購読者数が、大体活動家の数と一致するという説があります。『大白蓮華』の発行部数は公表されていませんが、関係者の方たちからは、およそ80万部くらいではないかという声が多く聞かれました。上の推定と、概ね一致する数字と言ってよいでしょう。
また、公明新聞の発行部数も80万部(公明党HPによる)で、この数字も、学会の活動家数を、ほぼ反映していると見ることも可能かもしれません。
学会の会員数、活動家数ともにピーク時(昭和40年代~50年代)より、長期低落傾向にあると見られますが、それでも現在、実質的な日本最大の宗教団体であることは間違いないでしょう。